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側弯症とその治療について

側弯症とは身体が、主に腰が傾いたままになってしまう女性に多い症状です。

ネットでまとまった説明を見ると・・

「側弯症(そくわんしょう)」とは背骨が左右に弯曲した状態で、背骨自体のねじれを伴うことがあります。通常、小児期にみられる脊柱変形を指します。左右の肩の高さの違い、肩甲骨の突出、腰の高さの非対称、胸郭(きょうかく)の変形、肋骨や腰部の隆起(前かがみをした姿勢で後ろから背中をみた場合)、などの変形を生じます。
(日本整形外科学会の説明から)



あまり馴染みのない方も多いかと思いますが、特に女性に多く、最近では中学生くらいから年々身体が曲がっていってしまう若い人も増えているようです。
多くの人は自覚のないまま腰痛などで病院で検査した時に突然言われて知ります。

レントゲンで見ると平面になるので左右の傾きしか見えません。なので「左右の傾き」という表現が一般的になっているのかもしれませんが、実際は前後左右に螺旋状に捻れています

重要なのは側弯症は大半が「特発性側弯症」と診断され、分かりやすく言うと原因不明なのです。

原因が分からないので基本的には経過観察(対症療法、放置)、そして充分曲がったら(結果)手術で背骨をボルト固定、という恐ろしい治療が現在の主な流れです。

怖すぎる!

もちろんそれでも凄い治療なので一概に否定はできませんが、その前に回避できるのならそれが一番いいですよね!

骨盤調整60年の自然良能会では、側弯症は原因不明ではありません。充分に理論で説明できるものではありませんが、治療成果として実際に効果が出ているのです。

結論から言うと原因は
「仙腸関節の捻れ」です。
仙腸関節がズレて仙骨が傾くと、その上に乗る背骨は土台から傾くことになります。
しかし上半身をなんとか真ん中で支えたいので結果腰が左に行けば背中は右に、前に傾けば後ろに、とクネクネと「うねる」事になります。

イメージするならちょうど「鉢植え」が分かりやすいと思います。

 ・土台となる仙骨は 植木鉢
 ・背骨は 植物(ひまわりとか?)

植木鉢が傾いていれば植物はクネクネと軌道修正しながら上に伸びていきます。

身体の場合はその先端に大きな頭を乗せます。重さは5〜6キロ。なんだかとても大変な事が起きてるというのが想像できますよね。

重さを支えるために捻れた背骨も周囲には悪影響がでます。

肩こり、腰痛、内臓の圧迫、見た目、動きにくさなど細かく見ていけばキリがないくらいその影響は全身に及びます。

それらを別の病気として診ていくのではとても間に合いませんし、原因は当然分からないままになります。

土台が真っ直ぐ立てば上の背骨もそれに反応して真上に立ち上がろうとします。すると上に挙げたような全身の症状も同時に変化を見せ始めます。

骨盤調整では一番土台になっている骨盤を正し、仙骨を立てる事で側弯症の改善をしていきます。

当然年齢は早ければ早いほどいいです。年配の方もかなり改善して行きますが、骨の変形にまで移行した側弯は完全には治りません。
定期的な治療を受けていれば、側弯症の診断をもらう前から治療師はその気配を感じて治療(最大の予防)していくことができます。

少しでも疑いがあるならぜひ骨盤から整えましょう。
最大の予防法はあります。早めに気づいてしっかりとした手技で整える事です。

安定した構造で育っていく事が一番正常な道。

質問だけでも受け付けてますのでお気軽に連絡ください。